KASUGA春日電荷量測定器NK-1001A
KASUGA春日電荷量測定器NK-1001A
KASUGA春日電荷量測定器NK-1001A
クーロンメータは、電子デバイスの製造、検査、アッセンブリ工程で、静電気破壊の原因となる放電電荷量が簡単に測定できるプローブタイプの電荷量測定器です。電子デバイスに障害を与える多くのESD現象はCDM(デバイス帯電モデル)で表されます。CDMは、デバイス自体が帯電し、その外部電極が接地されたときに、高速で高いピーク電流が流れる現象を表すモデルです。クーロンメータは、その電流の積分値である放電電荷量を高い精度で計測します。
特長
測定対象物(導体)に接触させるだけで簡単に放電電荷量が測定できます。
帯電した絶縁物に囲まれた電子デバイスやプリント基板の誘導帯電による放電電荷量が測定できます。
実際の静電気破壊現象(CDM)に合わせた測定方法です。
接触式のため測定者の違いによる測定誤差がほとんどありません。
ピークホールドと連続測定の2モードの切り替えができます。
オプションで導電性プローブチップを用意いたしましたので、安心して敏感な製品の測定ができます。
オプションでACアダプタを準備いたしましたので、評価、実験等で長時間使用時に便利です。
別売のZHO-202PNを使用することにより、デバイスキャパシタンスの換算ができます。
別売のKQ-1400を使用することにより、静電電荷量測定(ファラデーケージ法)にも対応可能です。
仕様
型式
NK-1001A NK-1002A
検出方式
コンデンサ充電方式
測定範囲
±0.01~±99.99nC ±1~±9999nC
アナログ出力
0~±999.9mV
測定精度
±5%+2digits
測定モード
連続測定またはピークホールド
プローブ内基準コンデンサ静電容量
0.1μF 1μF
環境
温度0~40℃、湿度65%RH以下(結露なきこと)
電源
単3アルカリ乾電池2本(連続5時間程度)
寸法
本体:121×70×22mmプローブ:167mm×15φ
質量
約230g(プローブ、乾電池含む)
オプション
NK-OP-2/導電性プローブチップKSD-AC1/ACアダプタ(AC100~240V)KSD-REC/アナログ出力ケーブル(L=1000mm)
測定対象物に任意の電圧を帯電させ、クーロンメータにて測定することにより静電容量を算出するためのハンディタイプの直流電源です。絶縁された導体への帯電にも利用できます。
型式
ZHO-202PN
出力電圧可変範囲
±0.4~±1.1kV
電源
単3アルカリ乾電池2本
寸法・質量(本体部)寸法・質量(プローブ部)
121×70×22mm 約180g140mm×12φ 約40g